| 所在地 | 京都府京都市中京区室町通二条南入蛸薬師町272-2 |
| 創業 | 1720年(享保5年) |
| 従業員数 | 36名 |
| 事業内容 | 呉服製造卸 大手百貨店を主な取引先としている |
| URL | http://www.yashironi.co.jp/ |
伝統産業が変化を乗り越える
京都府京都市 呉服製造問屋・矢代仁
「この2年間で50年分くらいの変化を体験しました」
そして、本システムは業務上の効果に加え、プロジェクトを通じて社内の活性化を導いた。
岡本氏はこの変化に大きな驚きを覚えたという。
「皆が同じデータを見るようになって結束力が高まってきました。また何でも自分たちでやってみようという気運が出てきました。ITが手品のように流れを変えた感じです」
矢代仁では、商品マニュアルをパソコンで制作して最新の製品を掲載できるようにしたり、イベント会場ではパソコンを使ったプレゼンテーションを行うなど、次々と新しい取り組みが進んでいる。ITC小形氏は「ITCとして営業強化に向けたITの使い方などもサポートしていますが、社員の皆さんの習得スピードは速い」と目を細める。
年2回開催しているバイヤー向け展示会「矢代仁展」では自社企画の高額商品を積極的に打ち出し、大きな反響を呼んでいる。これもプロジェクトを通じて、マーケットや矢代仁らしさを再考する機会を得たことによる間接的な効果だ。
システム導入から早1年。今後は蓄積されたデータをさらに活かしたいと矢代社長は意気込む。
「何がどこで売れたかの情報をもとに販売戦略を立てられます。私どもは卸ではありますが、今後はさらにお客様の要望を聞き入れ、メーカーとして"本物のものづくり"を継続していきたいと思います」
会社を存続させるための改革。そこにITが存在感を示した。
(ITコーディネータを活用していかがでしたか)
改革が急速に進み、会社が良い方向に動きだしました。オフコンのシステムをどうリニューアルすれば良いか悩んで研修会に参加したのがITコーディネータを知るきっかけでしたが、ITの導入をきっかけに社員の意欲も高まり、流れを変えたと思います。ITコーディネータのお二人は、何も知らない我々が勝手なことを言っても、それをやんわりと受けとめてくださる。やわらかい気持ちと包容力に包まれて知らぬ間にここまで来てしまった。そんな印象です。
本事例は、COMPASS2007年秋号(リックテレコム社)に掲載されました。
COMPASS http://www.telecomi.biz/compass.htm

ITコーディネータ
小形 茂
間宮 達二
ITC-METRO
http://www.itc-metro.or.jp
2年にわたり矢代仁のコンサルティングを続けている。税理士事務所に勤める間宮氏が財務システムの相談に乗ったのがきっかけでITコーディネータとしてのサポートを開始。二人の役割は、小形氏が経営、営業系、間宮氏が財務系とのことだ。内容はIT面のみならず、商品戦略や営業支援、イベント企画、人事と多岐にわたる。まさに「パートナー」というイメージだ。
ITCの二人は今後もコンサルティングを続け、機会があれば矢代仁の取引先の経営改革も支援したいとのことである。
システム導入時のITベンダー選定では、後日談もあった。提案を採用されなかった企業の担当者がITCの良さを知り、資格取得に動いたのだそうだ。ITCの認知が少しずつ広まっているようだ。
関連リンク: 20人以上100人未満 , 製造業 , 流通・卸売・小売業 , 近畿